人狼を映画化して喜ぶ人とは

2013年10月8日火曜日

疑って、仲間を処刑しよう――命がけの“人狼”がスクリーンでゲームスタート 映画『人狼ゲーム』

『汝は人狼なりや?』、通称『人狼ゲーム』。ヨーロッパで古くより愛されたパーティーゲームで、日本でもじわじわと注目が集まり、今年はテレビで特番が組まれるほどの『人狼』ブームが起こった。
そんな『人狼』がこのたび映画となる。桜庭ななみを主演に迎えた国産ソリッド・シチュエーション・スリラー『人狼ゲーム』だ。
byhttp://getnews.jp/archives/431207



 うーん、なんだか人狼の話題性におんぶにだっこな雑映画の匂いがプンプンしますね。
 人狼ゲームを映画化!っていうとなんだかセンセーショナルな気もしてきますけど、それは「人狼」って名を冠しているからそうなる気がするだけで、内容を分解すると同じようなことをしている映画なんて今まで星の数ほどあるんじゃないですかね。
 要するに、お互いの腹の内がわからない状態で探り合いをして、ちょいちょいバイオレンスな事の起きるスリラー……そういう風に展開してしまうと「あ、あの映画だわ」ってなる人、多いのではないでしょうか。
 つまり、古典的なプロットの焼き直しってわけです。人狼ゲームは、そんな創作物によくある腹の探り合いを実際にできるからおもしろさがあるのであって、他人がやっている様子をスクリーン越しで見るようにしたら、そりゃあ「よくある創作物」になるって話ですね。
 これはすなわちニコニコなんかで人狼動画がそこそこ繁盛していることの理由にもなるわけです。ゲーム自体にスリラー映画としての骨組みが含まれているから、他人がやっている光景を動画にしただけでもそこそこのエンタメにはなるってわけです。
 でも、それをわざわざプロが作って客から金とってもしょーがないと思いますけどね。

 私が人狼的骨組みを持っていて面白いと思うのはタランティーノの『レザボアドッグス』です。

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